2014年01月23日

VENUS 坂井小春

昨年は不本意な年だったに違いない。
30周年公演では、ヒップホップで重要な役を務め、
その才能を見せてくれた。

本人は当然、家族も今年の役どころに期待した筈だが
残念ながら、余り目立たない位置に置かれていた。

心なしか元気が無いように見えた、辛かったと思う。

ステージと言うものは、時には残酷な仕打ちをする、
センターを取るのは一人、センターを割っても二人しか
主人公は存在しない。
ここに立てれるのは、演出と振付師に認められた者だけである。
それは、上手い順番ではなく、振付師の期待がある。

抜擢と言う言葉がある。
それが出来ない振付師は、マンネリに陥ってしまう。
結局は役者の慢心を生み、レベルが上がらない
結果として、客を喜ばせれない。

靖子も、麻ゆみも、当然のごとく、ひすいも抜擢をした。
そうなると、当然誰かが、センター争いから退く事になる。
ごく当たり前の事だが、抜擢されると嬉しいし、
退けられるとショックとなる。
幼い子供達にとっては、私達が考える以上の悲しみを
抱かせているのだろう。
インストラクターは勿論、家族のフォローが重要である。

この子は一生懸命頑張った。
少しも休まず、少しもいじけず、少しも投げやりになる事が無く、
やるべき事をしっかりと、やってきた。

一年前とは比べ物にならないほど技術は身につけている。
それが目立たないのは、表現する場所が無いからで、
その場所を与えられれば、豹変するだろう。
今年はその時がきっと来る。

本当は練習の時から、表現するのが理想だが、子供達には
なかなか難しい問題で、見たところマスターでは見当たらない。
希帆でさえ、BGMが鳴らないと、スイッチが入らないし、
夢菜に至っては、本番に強い、などと言われる。
これでは、本当はダメである。

普通のダンススタジオの子供達には求めないが、
SUGAスタジオの子供達には、ついそれを求めてしまう。

何が違うのか?、、、、、見せる度胸である。
いろんなイベントで踊るSUGAの子供達は
自然と人前で踊る怖さを喜びに変えているが、
他のスタジオの子供達は年1回の発表会で、
まず、ステージを体験するだけで、本番の表現を
練習中に思い出す事は困難である。

SUGAの子供達が上手く見えるのはこの違いが大きい。
技術的には、それ程の差は無い。
尤もそれも技術の大事な要素だが。
イベントに出ている子は明るい、笑顔が素敵である。
勿論インストラクターの指導方法もあるが、
人前で踊り、拍手を貰う喜びが体に備わっているのだ。

小春が笑いを取り戻した時、
まりもと二人でセンターを割る事になるのは間違いないだろう。

koharu.jpg



posted by satowa2 at 01:38| Comment(0) | essay | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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