2012年01月07日

訃報

2011年6月2日
突然、訃報が飛び込んできた。
寝耳に水..........嘘だろう!! 信じられなかった。


告別式は行わない。
お別れ会がある.........と言うので、靖子からの連絡を待った。

20日過ぎだったと思う

靖子から電話があった。

26日にお別れ会をするのだが、その会場に写真を飾る。
一緒に先生の掲載された「高知県人」誌も展示したいのだが?と。


翌日、スタジオに本を届けた。
その時、2005年、レオマの事務所で打ち合わせした、
須賀先生の本が出来ていなかったことを知った。
そして、どうしても悠一朗が出版したがっている事も。





しかし、その時は、余り気乗りがしなかった。

と言うより、気が重かった。



私の中では、須賀の訃報はお別れ会へ行っても、信じられなかった。
最後の会話はおよそ一年前、
後2〜3年すれば、ひょっこり、あの満面の笑顔で現れハグする筈だった。
  

テレビに映し出される第一回の公演ビデオ、28年前に
カメラのビューファーを通して観た須賀の躍動する姿。

私が出会う前の、若く愛らしい姿の写真。



しかし思い出すのは、1995年のマウイ島、プールサイドでの一件。
あの時の須賀の顔が出てこない。
一度だけ見せた、須賀の素顔。

2009年、「龍馬」の時に、
「今は、窪内さんが心配するほど困ら無くなっているのよ。」
と言いながら見せた、微笑み。

それ以外は、いつものあの笑顔。

あの時、須賀はどんな顔をしていたのだろう。
そして、私は須賀の目にどの様に映っていたのだろう。
そんな事ばかり考えていた。





悠一朗が挨拶している。
彼の言葉に涙が止まらない。
彼も感極まって、涙声。



突然、衝撃的な言葉が耳に響いた。



マウイからとんぼ返りして、旭で炊き出しをした!!





ボーっとしていた頭から血の気が引くのを感じた。

そして、知らせるべきだ!!


    須賀の生き様を!!!



書こうと思った。

私には真似の出来ない、死を前にし、僅かに残った時間の使い方。
命を削りながら奉仕する須賀の舞姿。




お別れ会の後、田村先生からも、この本を出してやって欲しいと言われた。
寄付を募って協力するからと。

まずは、エッセイ集なのか。



その夜、スタジオでのお別れ会。
皆が帰った後。
悠一朗、慎之助、麻ゆみに靖子を加え、出版について話し合った。


私は既にタイトルが頭の中に浮かんでいた。

「よろこびのはじまり」


須賀は広く喜びを求めるという事
人は鬼籍に入って真の伝説となる。
國友須賀の「よろこび」は今まさに、「はじまろう」としている。

そして「よろこびのはじまり」には、もう一つの意味がある。
もうお気づきだろうが、國友須賀、窪内賀一、私達には共通する「賀」が存在した。
およそ30年、人生の半分をそれぞれの分岐点で出会い、離れ、また必要とした。

私にとって國友須賀との出会いそのものが「よろこびのはじまり」であり、
彼女を偲ぶこのエッセイ集には最も相応しい題名であると思えた。


そして「ありがとうの会」を立ち上げて、制作資金を調達してくれている
田村千賀
彼女もまた「賀」の持ち主。
彼女を知ったのはミュージカル「RYOMA」だが、親しくなったのは1996年
2度目のホノルルフェスティバルの後マウイ島を車で案内してくれてからだ。

2008年からリトルの卒業公演を撮影させて貰っていたのだが。

「よろこびのはじまり」は私と田村先生をまるで、私と須賀先生との関係を
思い出させるほどの距離に導いてくれた。
ここにも「よろこび」は始まっている。

(最近は怒られてばかりいるが、これが結構気持ちがいい(笑))

須賀の本を賀一と千賀が


多くの人々の協力を得て制作している。



そして、想定外(笑)の125名にも及ぶメッセージは、須賀との出会いで
「よろこび」の始まった事を明確に伝える事になった。
「よろこびのはじまり」は彼らのメッセージの表題でもある。

國友須賀、彼女の「よろこび」は果てしなく広がっていく事だろう。





PS
慎之助のメッセージが余りにも短かったので、書き直しを頼んだら、
ビックリするほど(笑)素晴らしいメッセージが年末に送られて来た。


彼のメッセージが実質最後になるので、編集者としては嬉しい限り(笑)

悠一朗、麻ゆみ、慎之助の子供達によるメッセージは彼らの年齢を考えると、
彼らの踊りと同じく、読者の心を感動させるに違いない。
それ程素晴らしいメッセージが掲載できる事が編集する者としては、
非常に鼻高々である。

踊りは心、本もまた心である。



英語どころか、マウイ語で送られて来た原稿はどうしたらいいんだろう(笑)
心どころか、意味が解らないからどうしようもない(笑)











posted by satowa2 at 04:56| Comment(0) | boyaki | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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